導関数の定義より, 近似的に ( が非常に小さいときに) 次の二つの式を得る.
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上の式がすべての x と非常に小さい Δx で成立していると考える.ここで とする.このとき,微分方程式
が成立することは,次の二つの式が成立することと同じである.
![[Graphics:Images/c1_gr_5.gif]](Images/c1_gr_5.gif)
![[Graphics:Images/c1_gr_6.gif]](Images/c1_gr_6.gif)
これを行列で表すと
![[Graphics:Images/c1_gr_7.gif]](Images/c1_gr_7.gif)
だから,上の式で,
,
,
, と代入していくと自然数
に対して
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が得られる.
2階の線形微分方程式の場合は, と
の組で先を予測するシステムになる.
このとき,座標 =
,
=f(
) を上の式で定義して, 座標点
の集合を折れ線で結んでいくことで解
が近似される.すなわち
とすると折れ線が解
に近づく.